白い歯研究所

糖尿病と密接な関係にある歯周病・虫歯


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歯へのバタフライ効果

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身体というのは不思議なもので、身体の一部の疾患が思わぬところに影響を与えたり、与えられたりします。糖尿病と歯周病、虫歯も、そんな関係の一つです。

歯や歯茎の病気と糖尿病が互いに影響を与え合っていると聞くと、ブラジルでの蝶の羽ばたきが、テキサスでトルネードを引き起こすバタフライ効果を連想されるかもしれませんが、そんなカオス的な話ではなくて立派な医学の知見なのです。

 

糖尿病になると歯周病になるリスクが高まります

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歯周病や虫歯になるリスクは喫煙と並んで糖尿病も高いことが知られています。

また歯周病は糖尿病の合併症の一つにもなっており、両者は密接な相互関係にあるのです。

歯周病も虫歯も口の中の細菌によって引き起こされますが、糖尿病で免疫が低下していると細菌が繁殖しやすく、罹患するリスクが高まります。

 

歯周病を抑えることで血糖値をコントロール

一方、合併症は、歯周病の原因となる細菌が作り出す毒素が、血管に取り込まれることで、その毒素が作用して血糖値が上昇し糖尿病を悪化させ、さらに免疫が低下することによって、歯周病も進行するという相互に影響し合うことによって悪循環が生じる関係です。

興味深いのは最近、この相互関係に着目して歯周病を抑えることによって、血糖値をコントロールすることも可能になってきたことです。

つまり、歯周病を治療することが、糖尿病の改善に効果があるということなのです。

 

歯を一つ欠いても身体に影響がでてきます

歯は健康の源と言われますが、この糖尿病との関係を見ても、歯や歯茎が健全であることが、とても大切であることが理解できると思います。

身体を構成するさまざま部位や器官、そして物質は互いに作用し、影響を及ぼしながら私たちの健康な身体を作り上げています。

どれひとつ欠かすことができない「複雑な関係性」によって健康は成り立っているのです。


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