白い歯研究所

「お菓子ばかりを食べていると虫歯になる」と言うのは本当?


2,506 views

11-2

子どもの頃、「お菓子(甘い物)ばかりを食べていると虫歯になるぞ」と言われたものです。
「甘い食べ物=虫歯」というイメージを持つようになったのも、このためなのでしょうね。
さて、それでは本当に甘いものを食べると虫歯になるのでしょうか。
その答えは…「当っているようでハズレ」が正解。
甘いものを食べても、虫歯になる人、ならない人がいます。
それでは、この違いはどこから生じるのでしょう?
虫歯になる仕組みを追いながら、「虫歯の原因」を探ってみましょう。

酸によって溶けはじめる歯の表面のエナメル質

11-1

口の中には、無数の細菌がいます。
これらの細菌の中でも特に、食べ物に含まれる糖質に働きかけて乳酸などの酸を作り出す細菌があります。
この細菌によって酸がたくさん作られると、普段はアルカリ性の口の中が酸性に傾きます。
酸性になってしまうと、歯の表面のエナメル質が溶けはじめて虫歯になってしまいます。

口の中に酸を作る「う蝕原性菌」

糖質に働きかけて酸を作り出す細菌のことを「う蝕原性菌」と呼んでいます。
「う蝕」というは虫歯のことで、虫歯の原因になる細菌であるとされているのです。
「う蝕原性菌」はすべての人の口の中に常にいるものではありません(その数も人によってさまざま)。
つまり、甘いものをたくさん食べても、この「う蝕原性菌」がいなかったり少ない人は、口の中が酸化しにくく虫歯になりにくということなのです。
逆に「う蝕原性菌」がいつもたくさん口の中にいる人は、甘いものをいっぱい食べなくても虫歯になる可能性が高いのです。

さまざま要因で酸化する口の中

こう考えると「虫歯の原因」というのは、甘い食べものではなくて、「う蝕原性菌」と言えそうなのですが、そう考えるのは少し早計です。
口の中の酸化は、「う蝕原性菌」だけによって引き起こるものではありません。
他の要因によっても口の中は酸化します。
口の中が長時間、酸化すると虫歯になっていきますので、虫歯の直接的な原因は「口の中の酸化」と言えそうですね。


合わせて読みたい

黒ずみ、黄ばみ、ヤニ、歯垢…あなたが「白い歯」をあきらめた原因はどれ?