白い歯研究所

顎関節症の治療はどのようなもの?


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顎関節症の治療法は確立されていない

顎関節症については抜本的な治療法が確立されていないのが現状です。
これは、顎関節症の原因が必ずしも一定ではないためです。
現時点では、生活習慣、ストレス、外傷、免疫系の疾患などによって引き起こされることが判っていますが、これらの要因が複雑に絡み合って原因を形成していることが少なくありません。
このため、顎関節症を抜本的に治療する場合には「何によって引き起こされているのか」を、まず検査して確認することになります。
原因一つ一つを紐解くような治療が必要になりますので、こうしたことが「抜本的な治療法が確立されていない」言われる背景にあります。

顎が痛む女性

最終手段の治療は「外科手術」になることも

対症療法としては、「歯の治療」「顎の治療」「顎以外の部分の治療」の三つに分けることができます。
それぞれの治療は、すでに効果が実証されていますので、対症療法としては治療法が確立されていると言えるでしょう。
「歯の治療」としては、歯を削ったり、かぶせ物によって高くして噛み合わせを正しく調整します。
これによって顎の関節にかかっている負荷が取り除かれ、正しい関節運動が可能になります。
「顎の治療」は、顎関節を矯正するマウスピースの装着や、ホットパックを使って顎の咀嚼筋の緊張を和らげる治療をはじめ、外科手術として関節腔洗浄療法や関節鏡手術などがあります。

首や肩の整体から、鎮痛剤や筋弛緩剤などの治療も

「顎以外の部分の治療」は、鎮痛剤などの痛み止めによる処置、咀嚼筋の緊張をほぐす筋弛緩の措置など、痛みや違和感を解消する治療が中心で、その他に首や肩の整体などがあります。
以上、三つの対症療法の中でも、最も治療機会が多いのが「歯の治療」からのアプローチです。
顎の治療の一つである外科手術は侵害性が高いため、最後の手段として用いられるのが通常ですので、「歯の治療」が優先的に選択されることになります。
こうしたことが「歯科治療が顎関節症の主要な治療」と言われる所以でもあるのです。


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